仮想空間を舞台にしたメタバースでは、ユーザー同士でコミュニケーションを取ったり、イベントを開催したりと様々なことが行えます。
中でも特に注目を集めているのが、土地の売買をはじめとする不動産投資です。
この記事を見ている方の中にも、メタバースの土地を売買してみたいと考えている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、メタバースの土地を売買するとはどういうことなのか、どうすれば稼げるのかということについて詳しく解説していきます。
メタバースの土地ってそもそも何?
メタバースの土地とは、その名の通り仮想空間上に設けられた土地のことであり、現実世界には存在しません。
要するに、メタバースの土地はただの「データ」です。
とはいえ、このデータは非常に希少価値が高く、現実世界の土地と似ている部分がたくさんあります。
実際に、現在一部のメタバースでは土地の売買やレンタルなどが盛んに行われており、一部の区画を所有するだけでもオーナーとして賃料を得たり、売買収入を得たりできるのです。
メタバースの土地を購入するメリット、デメリット
メリット
メタバースの土地を購入するメリットは、以下3つです。
・投資対象として活用できる
・所有している土地を活用してサービスを提供できる
・現実世界の不動産よりも手続きが簡単
メタバースの土地を購入することによって、売却して収益を得たり、誰かに貸し出して賃料を得たりできるため、不労所得を構築しやすくなります。
また、所有している土地を活用し、イベントなどを行うこともできますので、入場料などによる収益化も可能です。
さらに、現実世界の土地を購入する場合は、かなり複雑な手続きが必要になるのですが、メタバースの土地はネット上で簡単に購入できますし、煩わしい手続きも特に必要ありませんので、気軽に不動産投資を行いたい方にピッタリといえます。
デメリット
・価格が暴落する可能性がある
・法的に所有権を示すことができない
メタバースの土地価格は日々変動しており、高騰することもあれば暴落することもあります。
仮に暴落した場合、大損する可能性が高くなりますので注意が必要です。
現実世界の土地は、価格変動が緩やかですが、メタバースの土地は価格の変動が激しい傾向にありますので、こまめに状況をチェックしなければなりません。
また、現実世界には法律が存在していますが、現状メタバースには法律がありません。
このようなことから、購入した土地の所有権を法的に示すことが難しくなるのです。
メタバースの土地を活用する方法
では次に、メタバースの土地を活用する方法として代表的なものを2つ紹介していきます。
それぞれで収益モデルや特徴が大きく異なりますので、メタバースで土地を購入したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
土地の売買
メタバースの土地は、現実世界の土地同様、売買が行えます。
価格が安いときに購入し、高いときに売却をして稼ぐというのが、土地売買の基本的な仕組みです。
もちろん、土地の価格を正確に予想するのは難しく、場合によっては損をしてしまうこともあるのですが、将来性など様々な要素を加味して購入する土地を選べば、将来的に大きな収益を手にできる可能性が高くなります。
土地を活用したビジネス
所有している土地を貸し出したり、イベントを開催したり、店舗やサービスを展開したりして稼ぐことも可能です。
土地を貸し出す場合は賃料を得られますし、イベントを開催する場合は入場料やチケット代で収益を得られます。
店舗やサービスを運営する場合は、商品やサービスに対する対価を得ることによって収益を得られるため、現実世界とほぼ変わらないビジネスを展開できるのです。
メタバースの土地の価格は?
メタバースの土地を購入したいと考えている方の中には、価格が気になっている方もいるでしょう。
ただ、残念ながらメタバースの土地は現実世界の土地同様変動しているため、一概に「○円で買えます!」と断言することができません。
数百円で購入できる土地もあれば、数十万円を超える土地もありますので、事前に確認しておくことが大切です。
また、土地が無料でもらえるメタバースなども存在していますので、慎重にリサーチをしたうえで参入しましょう。
メタバースの土地を購入する方法
メタバースの土地を購入するためには、以下3つのステップを踏む必要があります。
ステップ1:メタバースを選ぶ
ステップ2:仮想通貨取引所で口座開設をする
ステップ3:OpenSeaで土地を探す
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ステップ1:メタバースを選ぶ
メタバースの土地を購入するためには、ひとまず土地を購入するメタバースを選ばなければなりません。
後ほど詳しく解説しますが、土地を購入できるメタバースには、以下のようなものがあります。
・The Sandbox
・Cryptovoxels
・Somnium Space
全てのメタバースで土地が購入できるわけではありませんので注意してください。
ステップ2:仮想通貨取引所で口座開設をする
購入したい土地とメタバースが決まったら、仮想通貨取引所で口座開設をします。
というのも、メタバースの土地は現金では購入できず、基本的には仮想通貨で売買することになります。
仮想通貨を手に入れるためには、取引所での口座開設がマストとなりますので、できるだけ早めに口座開設を行っておきましょう。
ただ、仮想通貨取引所には様々な種類がありますので、どれを選べばいいか悩んでしまいますよね。
そのような方は、利用者数が多く、評判も高い以下3つのサービスから選ぶのがおすすめです。
・Coincheck
・BitFlyer
・DMM.bitcoin
ステップ3:OpenSeaで土地を探す
仮想通貨取引所で口座開設をしたら、早速土地を購入していきます。
メタバースの土地は、OpenSeaというマーケットプレイスで行います。
OpenSeaにアクセスしたら、検索ボックスを使って目当ての土地を探してみましょう。
実際に購入する際は、MetaMaskなどのウォレットが必要になりますので、こちらも準備しておいてください。
土地を売買できるメタバース3選
では最後に、土地を売買できる有名なメタバースを3つ紹介していきます。
The Sandbox
The Sandboxには、LANDと呼ばれる土地があります。
この土地を使って作成したキャラクターやアイテムなどを売買できますので、シミュレーションゲームが好きな方にはおすすめのメタバースです。
有名なマインクラフトと非常に似ていますので、メタバースに初めて挑戦する方にとっても最適といえます。
Cryptovoxels
Cryptovoxelsは、イーサリアムのブロックチェーンを活用したメタバースです。
他のユーザーとコミュニケーションを取って遊んだり、土地を売買したり、活用したりして稼げますので、自由度の高いメタバースを探している方に最適といえます。
また、土地をはじめとする建築物や絵画などはNFTで管理されており、こちらも自由に売買できますので、気になる方はぜひ試してみてください。
Somnium Space
Somnium Spaceは、VRで楽しむメタバースのことです。
こちらのメタバースでも土地を購入できます。
購入した土地を使って美術館や学校、映画館などを作ることもできますので、売買益だけでなく、
・入場料
・授業料
などで収益を上げることも可能です。
まとめ
メタバースには、土地と呼ばれる区画があり、これらを所有することによって収益化を行えるようになります。
現実世界の土地同様、売買を行って収益を得たり、誰かに貸し出して賃料を得たりすることはもちろん、サービスや店舗を展開して入場料や授業料などを得ることも可能です。
メタバースの土地は、現実世界の土地と比べると安く手に入れられますし、複雑な手続きなども必要ありませんので、気軽に不動産投資を行いたい方はぜひ挑戦してみてください。
メタバースにはメタバース技術を学べる学校があり、アバターを使って通学することもできます。メタバースに興味を持ったら無料体験を受けてみてはいかがでしょうか?
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