インターネットの普及により、プログラミングスキルを持つ人材の市場価値が高まりつつあります。
この記事を見ている方の中にも、
「今からプログラミングを勉強したい」
そう考えている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、今からプログラミングを学ぶ方におすすめの言語をいくつか紹介していきます。
プログラミング言語には数えきれないほどの種類がある
プログラミング言語を覚え、仕事として使いこなせるようになれば、将来の選択肢が増えますし、キャリアアップにも繋げやすくなります。
また、個人で仕事を行い、独立のきっかけを掴むこともできますので、自分でビジネスを展開したいと考えている方にも役立つスキルです。
ただ、そんなプログラミング言語には数えきれないほどの種類があります。
正確な数は出ていないのですが、現在では200~300の言語があると言われています。
各言語で行えることや難易度が大きく異なりますので、自分の目的や需要に合わせて学習する言語を選んでいかなければなりません。
学習するプログラミング言語を慎重に選ぶべき理由
難易度が異なる
プログラミング言語は、比較的簡単に習得できるものから、習得に時間がかかるものまで幅広く存在しています。
難易度が高い言語の方が市場価値が高いのは言うまでもありませんが、難易度が高い言語は挫折する可能性も高いです。
場合によっては、途中で挫折してしまい、それまでの努力を水の泡にしてしまうケースもありますので注意しましょう。
需要が異なる
プログラミング言語を仕事で活用したいと考えている方は、需要がある言語を優先的に学ぶことが大切です。
なぜなら、需要がある言語は単価が高くなる傾向にあるからです。
学習するプログラミング言語を適当に選んでしまうと、
「習得したけど、ほとんど需要がない・・・」
という状態に陥ってしまうこともありますので注意しましょう。
できることが異なる
プログラミング言語によって、行えることが大きく変わります。
例えば、Webアプリを開発したい場合と、人工知能(AI)を開発したい場合では、学ぶべき言語が違います。
自分が何をしたいのかを明確にしてから学ぶ言語を決めないと、時間を無駄にする可能性が高くなりますので注意してください。
学習するプログラミング言語の選び方
将来性を確認する
これからプログラミング言語の学習をスタートする方は、ひとまず気になっている言語の将来性をチェックしましょう。
将来性の高い言語を習得することにより、様々な分野で活用できるようになりますので、キャリアの幅も収入の幅も広げられます。
将来性の観点からいえば、現時点ではPythonという言語がおすすめです。
理由は以下の通りです。
・人工知能やLoTが急成長しているから
・データサイエンス分野での需要が高まっているから
・現時点でPythonエンジニアが不足しているから
他にもたくさんのおすすめ言語がありますが、何を選べばいいかわからず悩んでしまっている方は、ぜひPythonから学習してみてください。
以下の関連記事でも詳しく解説しているアイデミーでは、Pythonを学べるオンラインプログラミングスクールです。
求人を確認する
プログラミング言語を趣味としてではなく、仕事に役立てるために習得したい場合は、求人を確認することが大切です。
求人が多い言語というのは、それだけ需要があるということですので、キャリアの幅を広げやすくなります。
また、需要がある言語は、学習環境も整備されている傾向にあり、書籍や動画なども多くあります。
そのため、スムーズに学習をスタートさせられると同時に、効率的に知識を吸収しやすくなるのです。
難易度を確認する
先ほども解説したように、プログラミング言語によって難易度が大きく異なります。
中には、
「せっかくなら難易度が高い言語を学びたい」
と考える方もいると思いますが、プログラミングスキルの習得にはそれなりの時間と労力が必要であり、最初から難易度の高い言語を選ぶと挫折する可能性が高くなりますので、最初は難易度の低い言語から始めるのがおすすめです。
初心者におすすめのプログラミング言語8選!
では次に、初心者におすすめのプログラミング言語を8つ紹介していきます。
「どれを選べばいいかわからない」
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
PHP
PHPは、Webサイトのデータをサーバー上で管理するための言語です。
プログラミングには、フロントエンドやバックエンドなどがありますが、PHPはユーザーから直接見えないところで機能するため「バックエンド」に分類されています。
この言語は、Webアプリ開発でも需要が高いのですが、Web系以外の開発にはあまり使われないため、
「Web系の開発にはそこまで興味がない」
という方には向いていません。
C・C++
C言語は、1972年に登場した歴史のある言語です。
適用範囲が広く、サーバーやアプリケーションなど、様々な開発に用いられています。
非常に汎用性が高いことから、初心者が学習する言語としてもおすすめです。
そんなC言語に、オブジェクト指向と呼ばれる概念を加えたのがC++です。
C++も非常に汎用性が高く、様々な現場で使用されています。
特に、業務システムやゲーム開発で多くの需要がありますので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。
Java
Javaは、Webサービスやゲーム、スマホアプリ、システムなど様々な開発に使用されます。
OSや実装するアプリケーションを問わず、汎用性が高いことから、初心者にもおすすめの言語です。
Javaを使った業務委託案件も多いため、フリーランスとして活動したい方にも最適です。
JavaScript
JavaScriptは、Webサイトにアニメーションなどを実装できる言語です。
複雑な環境構築が不要であり、比較的学習難易度も低いため、初心者にもピッタリの言語といえます。
また、フロントエンド、サーバーサイドの両方で活用できる言語でもあり、フリーランス案件も非常に多いです。
JavaScriptは、Webやアプリケーション開発に欠かせない言語ですので、気になる方はぜひ挑戦してみてください。
Python
先ほども解説したように、Pythonは将来性の高い言語として注目を集めています。
AIや機械学習、データマイニングやビッグデータなどの「データサイエンス領域」との親和性が非常に高く、需要も増加しているため学びたい言語が決まっていない方におすすめです。
また、現時点ではPythonエンジニアが不足しており、高単価案件が多い傾向にありますので、収入アップを狙っている方にも最適です。
Ruby
Rubyは、楽しみながらコードを書くことを重視して開発された言語であり、シンプルさが売りです。
このようなことから、初心者でもとっつきやすく、
・SNS
・ブログサービス
など、近年注目を集めている様々なサービスの開発で使用できるため、一石二鳥といえます。
Swift
Swiftは、Apple社が開発したプログラミング言語です。
Apple製品向けのプログラムであれば、基本的にはどのようなものでも開発できます。
先ほど紹介したPythonなどのシンプルさを組み込んでいる言語でもありますので、初心者でも学習しやすいです。
汎用性についてはそこまで高くありませんが、世界中で人気を集めているApple製品関連サービスの開発で役に立ちますので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。
Go
Goは、Googleが開発したプログラミング言語です。
非常にシンプルなコーディングが可能ですので、初心者が最初に学習する言語にもピッタリといえます。
求人数は現状そこまで多くありませんが、今後の需要拡大も十分見込めますので、将来性の高い言語を習得したいと考えている方におすすめです。
まとめ
プログラミングスキルを身につけたい方は、ひとまずどの言語を学習するかを決めるところから始めなければなりません。
プログラミング言語には、現状200~300ほどの種類があるといわれており、それぞれで行えることや難易度が大きく異なります。
適当に学習する言語を選んでしまうと、時間を無駄にする可能性が高くなりますので注意してください。
「どの言語を学習すればいいかわからない」
と悩んでいる方は、今回紹介したことを参考にしながら、自分のやりたいことや、自分のレベルに合った言語を探してみましょう。
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